小宮山芽生のストーリー③「カラダとココロ」はつながっている

小宮山芽生のストーリー

前回のストーリー②はこちらから

リハビリや理学療法士のお仕事について

理学療法士になり、最初に務めたのが救急病院でした。

そこには倒れて運ばれてくる人、交通事故で運ばれてくる人、受診で通ってくる人とさまざまな人がいました。

脳卒中などで倒れられた方のリハビリの流れを説明していくと最初、救急車などで運ばれてきた場合、まずは集中治療室に入ります。

そこで、24時間態勢で管理され、少し落ち着つくと、NICUという脳下集中治療室や慢性疾患の場合は一般病棟になるという形です。

この流れのどの段階からリハビリが入るかというと、集中治療室からになります。

医師のオーダーがあれば、集中治療室の段階からモニターで呼吸や脈拍を、血圧を確認しつつベットサイドでリハビリを始めていきます。

ベット上で横になった状態から手足を動かし、関節の曲げ伸ばし、刺激を入れ、関節から筋肉に刺激を入れていきます。筋トレも行いながら体力をつけていくこともします。

呼吸や血圧の状態が安定してくると、座る練習です。

座った状態での左右、前後へのバランスの練習。それも安定してきたら、立つ練習、姿勢を保つ練習。車椅子に移動する練習、歩く練習、複雑な動作、日常動作の練習もしていきます。外へのお散歩などもします。

入院中から退院したときのことを想定して、その患者様に応じたリハビリメニューを考えて関わります。

退院先も自宅に帰れる人、まずは施設に入り自宅に帰ることを目指す人、そのまま施設にいく人とさまざまでした。

最初の一年は、その方々が早く元の生活に戻れるように一緒にリハビリを頑張ろうと支えていました。

ただ、一度脳卒中になり、片麻痺になると、本当に治るのかというと、元のような元気な体になれるかというと、、、

体にはやはりそれなりのダメージが残っているため、正直難しい方もおられました。

その時に感じ始めたのが、病気にならない生き方はなかったのだろうか?でした。

西洋医学?東洋医学?どちらがいい!?

日本の医療は基本、西洋医学になります。

例えば腰痛で言うと、腰が痛くなりました。病院では診断名がつけられ治療が始ります。

湿布や痛み止めを処方される人、電気を受ける人、もしくはリハビリ。それでも治らなければ、手術という流れです。

一方、東洋医学では、病気になるためにはなんらかの原因があったはずだから、栄養のことを考えようとか、腰痛はメンタル面とも深く関係するため日常生活の中での過ごし方が原因ではないか、と治療もしつつ体の一部だけを治そうとするわけではないんですよね。

日本で多く取り入れられている西洋医学は対症療法。海外などで多く取り入れられている東洋医学は根本治療になります。

「病気にならない生き方はなかったのか?」

そう思いながらも毎日を送っていました。

予防医学との出会い

そんなある日、アロマのハンドトリートメントを受けました。

すると、とっても気持ち良くて、癒されたんですよ!!

これまで受けたことのない気持ち良さに体も心も癒されました。

そこからストレスが心身に与える影響は大きいと感じ、アロマテラピーやストレスケアを学び始めました。

それまで「治してあげたい!」と言う気持ちが大きかったのですが、患者さまに「治る力がある」と気づきました!

さらに、その力を引き出せるような言葉かけ、関わり方をし始めました。

と、同時にココロとカラダは別々ではない!つながっているんだ!とわかり始めた頃でもあります。

続きはこちらから

タイトルとURLをコピーしました